先日開催した「夏休み子どもワークショップ」で、子どもたちが制作したモザイクアート。
そのアートがいま、少しずつ形を変えながら “世界にひとつのチャンピオンベルト” へと進化しています。
今回は、「研磨(けんま)」作業を経て、アートがパーツらしくなってきた様子をご紹介します!

1.コーティング
まずは、海ごみモザイクアートを 二液性レジン でコーティングします。
この工程は、接着剤だけでは切断する際に海洋プラスチック片が取れてしまう可能性があるため、レジンでしっかり固めて加工しやすくするためのものです。

また、表面をなめらかにすることで扱いやすくなりますが、海洋プラスチックならではの凸凹を完全になくさないように工夫しています。

2.切断
コーティングが固まったら、チャンピオンベルトのバックルの形に合わせて切断します。
この作業は、のこぎりを使って手作業で丁寧に行いました。

3.研磨
切り出したパーツは、断面や表面が鋭利な部分もあるため、やすりを使って滑らかに整えます。
特に、レジンから飛び出しているプラスチック片は、そのままだと触ったときにケガをする可能性があるため、安全に触れる程度まで削ります。
ただし、ここでも凹凸感をなくし過ぎないように注意しながら進めています。

4.穴あけ
研磨を終えたパーツは、このあとベルト本体に取り付けるための“穴”を開ける作業に進みます。
パーツの位置や大きさに合わせて、革のベルトにしっかり固定できるように、ひとつひとつ丁寧に穴を開けていきます。
この工程を通して、モザイクアートのカケラが「ベルトの一部」として組み込まれる準備が整います。

次回のご紹介
次回は、いよいよ ベルト本体(革の部分) についての制作風景をご紹介する予定です。
モザイクアートのパーツと、革のベルトがどう組み合わさっていくのか…ぜひ楽しみにお待ちください。

まとめ
子どもたちの手でつくられたモザイクアートは、少しずつ姿を変えながら、世界にひとつだけのチャンピオンベルトへと近づいています。
完成までの道のりを、引き続きご報告していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。