2025年9月21日(日)、大阪プロレスの大会にて、夏休みのワークショップで子どもたちが制作したモザイクアートをもとに完成した「世界にひとつのチャンピオンベルト」をお披露目しました。
このベルトには、私たちが福井県小浜市・矢代浜で回収した海洋プラスチックごみや漁網、廃革、アップルレザーなど、環境にやさしい素材を使用しています。
多くの方々のご協力により形になったベルトが、ついにリングで輝いた当日の様子をご紹介します。
会場の雰囲気
当日の会場は多くの観客でにぎわい、熱気に包まれていました。
私たちはリングに近い席から観戦し、プロレスの迫力を間近で体感することができました。

イベント開始前には、予定を変更して、まずはリング前で子どもたちと記念撮影を実施。
観戦に訪れた参加者のみなさんもリラックスした雰囲気で、いよいよイベントの始まりを楽しみにしている様子でした。
試合とチャンピオンベルトのお披露目

大会は全5試合構成で、その第2試合が「大阪SDGs選手権」と銘打たれたエキシビションマッチ。
この試合で勝者に「海ごみから生まれたチャンピオンベルト」を贈呈することになっていました。

試合開始前にレフリーからベルトが紹介されると、観客席からは「すごい!」「かわいい!」といった声があがり、会場がざわめきました。
選手たちも初めて見るベルトに興味深そうな表情を見せ、アナウンスでは「海ごみを使用して子どもたちが作ったチャンピオンベルト」と紹介していただきました。
会場全体に、子どもたちと一緒に取り組んだプロジェクトの意義が伝わった瞬間でした。
チャンピオンベルトの贈呈

「大阪SDGs選手権」を制したのは「タコヤキーダー」選手。
勝者決定後、リング上で子どもたちの手から直接、完成したチャンピオンベルトを贈呈しました。

続いて、リング上で子どもたちと一緒に記念撮影。
子どもたちが作ったモザイクアートが、実際にプロレスラーの腰に巻かれる瞬間は、会場全体にとっても特別なシーンとなりました。

その後タコヤキーダー選手は、ベルトを巻いたままマイクパフォーマンスを披露。
観客を盛り上げながら、このベルトの存在を多くの方々にアピールしてくださいました。

イベント終了後の記念撮影
大会終了後には、エキシビションマッチの勝者であるタコヤキーダー選手と、ワークショップに参加してくれた子どもたち、そして弊社社員も加わり、改めてチャンピオンベルトと一緒に記念撮影を行いました。

リング上での贈呈に続き、こうしてベルトとともに写真を残すことができたのは、子どもたちにとっても大きな思い出になったのではないかと思います。
参加者みんなの笑顔があふれる、プロジェクトの締めくくりにふさわしいひとときとなりました。

まとめ
今回、ワークショップで子どもたちが制作したモザイクアートは、矢代浜で回収した海洋プラスチックや漁網、廃革、アップルレザーと組み合わせることで、世界にひとつだけのチャンピオンベルトへと生まれ変わりました。
そしてそのベルトが、大阪プロレスのリングで多くの観客の前に立ち、実際にレスラーへ贈呈される瞬間を迎えることができました。
子どもたちにとっては、自分たちの手で作った作品が大舞台で輝いた特別な経験になったのではないかと思います。
また、会場での紹介や観客の反応を通じて、「海ごみ」や「ものづくり」に込められた思いを広く伝えることができたと感じています。
このプロジェクトを支えてくださった参加者、ご家族、協力してくださった企業や団体の皆さまに心より感謝申し上げます。
これからも、環境にやさしいものづくりを通じて、楽しさと気づきを届けられる活動を続けてまいります。